一昨日、福岡のシンフォニーホールにて、五嶋龍コンサートがあり、聞いてきました。
何年か前に宮崎で聞いて以来でしたが、ますます音楽が深まってテクニックの完璧さにも魅了されました。

伴奏者にとって結構気をつかう、譜めくりにもITの時代が訪れたようです。ピアニストの江口玲さんはipadを譜面台に載せて、譜めくりの女性は一度も立たずに横に座って操作していました。何十冊の重い楽譜を持ち歩かないで良い時代いよいよ来たってこと!!?、それも驚きでした。

プログラムは
●フランクのヴァイオリンソナタ
●プロコフィエフのソナタ第2番、
●サン=サーンスのロンド・カプリチオーソ、
●ツィゴイネルワイゼンでした。

特にプロコはピアニストの江口玲さんと息もぴったりで楽章ごとの色分けというか、構成が素晴らしかったです。何人かの演奏家のプロコフィエフを聞きましたが、私も弾いてみようかという気持ちにさせてくれた演奏でした。

アンコール3曲!!
●クライスラーの「美しきロスマリン」、
●「タイスの瞑想曲」・・・力みのいない美しい音でした。
●ヴェニャフスキーの無伴奏「創作主題による華麗なる変奏曲」・・・・圧巻でした。、超絶技巧の曲ですが軽々と音楽的に弾いて聞かせました。ため息が出ました。

小さな頃からこのような素晴らしい音楽をホールで聞いていると、本物のいい音や表現の引き出しが増えていくし、音楽をやっているとかいないに関係なく、感受性豊かになり、幸せな気持ちの感じ方も膨らんで行くのではないかと思います。

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