先日、イタリアクレモナからマエストロ弦楽器製作者の松下敏幸氏が来鹿、何人かの音響調律をなさいました。良い機会でしたのでお願いして、教室の生徒さん達には見学させて頂きました。音響調律とはどんなものかを間近でみることが出来て、音の変化を肌で感じて大きな刺激になったようです。小さいころから本物と触れる機会を作って感性を育ててあげたいですね。

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調整というと、手を入れて修理していくイメージですが、松下氏の場合は調律といった方が良いでしょう。楽器の各弦のなりにくい音や雑音を消す作業から始めて、各弦の響きのバランス、音色の調整などその場で音が変わっていく様子に皆さん感激と驚きの時間だったようです。新しい調律法を発見したそうで、その方法でやってもらったらG線に深い音色と全体に微妙なニュアンスある音が出しやすくなったように思います。

調律が終わってマエストロと・・・

調律が終わってマエストロと・・・