昨日からしのぎやすい曇りと雨の日が続いています。一昨日(25日)、感動のコンサートを聞きました。

鹿児島市のザビエル教会で、現在NHK-FM「古典の楽しみ」を担当している花井哲郎さん監督の「ヴォーカルアンサンブル カペラ」の演奏会が開催されました。鹿児島市出身の小笠原美敬さんもメンバーです。

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グレゴリオ聖歌とルネサンス・フランドル楽派の宗教音楽のプログラムでした。教会での本格的なグレゴリオ聖歌のコンサートは鹿児島ではめったに聞くことはないので、時間を作って出かけました。レッスン生で高校3年の雅代さんは、CDを持っていて、演奏がすごいからぜひ聞きたいと一人で来ていました。このような音楽には若い方はあまり関心が向かないようですが、感心しました。

 天から音が舞い降りてくるような響きで、涙が出そうなくらいの感動です。とにかくハーモニーの透明感、一体感は生でこそますます際立ちます。すごかったです!!たくさんの人に聞いて欲しかったなと思いました。音楽プロデューサーの中野さんが、常々、音楽を勉強されている人は「たくさん生の音楽を聴くことが大切。」とおっしゃっています。同感です。あらためて思いました。

引き出しのなかにこのような響きの感覚が入っていれば、その分、音楽の表現も選択肢が増えますね。

YouTubeなどで情報は得ることはできますが、足を運んで直に本物の響きを聞くことは大事かなと思います。