昨夜は大変ラッキーな出会いがありました。イタリア在住の弦楽器製作者で、最近クレモナ弦楽器製作コンクール・トリエンナーレで日本人唯独り入賞、2位銀メダルを獲得された松下敏幸氏が鹿児島にいらっしゃいました。彼のヴァイオリン製作にかける思いを聞かせてもらいました。職人ではなくアーティストとしての意識の高い方のように感じました。

かなりのこだわりでひとつひとつの楽器を大事に大事に気の遠くなるような根気で作っているというのが伝わってきました。木の伐採時期は11月から2月の間と決まっていて、
楽器製作に最良の伐採は、月の満ち欠けでいうと満月の時はまずくて欠けだす日がベスト・・・ということで厳密に言うと1年に1日しかないということ・・他いろいろ勉強になりました。 

入賞した楽器を持ってきてくださってたので弾かせて頂きました。弾いているうちに楽器が鳴ってきて、とても楽に音が出せているのに驚きでした。自分の楽器もかなり気に入ってはいたのですが、今ひとつ鳴りに満足していなかったので、松下氏に楽器診断してもらったら、手をいれたらもっと楽に弾けるようになると言ってくださり嬉しくなりました。

 

写真はその2位になったストラディヴァリモデルの楽器です。

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入賞の楽器を持つ松下氏と
入賞の楽器を持つ松下氏と